物理的に誰かと一緒にいても、精神的にはいつもひとりな気がしてしまう。自分が人と違うことに不安を感じる。人に見せている自分と本当に思っていることが違い過ぎて、そんな自分が嫌になる。そんな苦しさを抱えている人へ伝えたいことです。
孤独感とは
孤独感とは「自分がひとりである」と感じる心理状態です。
孤独感があると、「寂しい」と感じます。
心理状態なので、それは主観的なものであり、現実、事実とは異なります。
どんなに人から愛されてるように見えても、周りに人が集まっていても、孤独感がある人はいますし、逆に人とあまり関わらないけれど、1人でいることが苦にならない、側にいなくても繋がりを感じられて、孤独感がない人もいるでしょう。
孤独感があるかどうかは、自分にしかわからないということです。
孤独感の原因
孤独感を感じる原因はさまざまあります。
- 我慢する癖がある
- 周りの状況や環境に左右されやすい
- 相手の気持ちや考えを勝手に思い込む
- 自分に自信がない
- 承認欲求が強い
- マイナス思考
- 他人との比較
自分を好きだと言ってくれる人がいるのに、周りに人がいるのに、孤独感がある苦しさ。
そのままの私を受け容れてくれる人なんていない。誰も私のことをわかってくれない。と思いながら、受け容れてほしい。わかってほしい。という矛盾した気持ちを持っています。
居場所を探すことは、孤独感からの典型的な行動と言えますね。
孤独感は不安の1つになるので、この感情を元に行動するのは良くないとも言われます。
不安から行動するのではなく、安心感を持って行動する方が、自分も楽に動けるし、結果に一喜一憂しにくくなります。
孤独感を解消する方法
その孤独感を解消する方法は、「自分が自分の味方であること」「自分と仲良くすること」です。
自分が自分に寄り添ってないから寂しくて、自分に目を向けてない、自分を愛してないから、孤独なんです。自分が本来の自分のことを無視して、いつも他人ばかり優先するから、本来の自分は孤独を感じています。
自分と一緒にいる時間が誰よりも長いのは自分で、誰を誤魔化せたとしても、自分のことだけは絶対に誤魔化せません。
「寂しい」と感じると、他人からの愛を取りに行きたくなるし、確認したくなるんですよね。それはもうなりふり構わず、必死に。
私もそんな気持ちになるので、よーくわかります(笑)
でも結局他人からの愛だけじゃ、一時的に寂しさは和らいでも、本当の意味で、満たされることはないんです。
自分を信頼できていないと、他人を信頼することもできないからです。
自分を信頼するために
自分を信頼するためには、まず自分と仲良くなること。
自分と仲良くするためにすることは、人と仲良くするためにすることと一緒です。
存在を承認して、ねぎらって、温かい言葉をかける。どんなことをしようとも、責めてはいけません。
自分が気分良くいられることを重視する。
簡単なことのはずですが、何十年何百回と、自分を責めるクセがついていると、難しく感じます。1回2回温かい言葉をかけたからって劇的な変化も見られないです。
自分が気分良くいられていないことにすら気づかない時もあります。でも、気づいたら、気分良くいられる選択肢を見つけて、選ぶ。
諦めずに、繰り返していると、だんだんと自分との仲良し度も上がり、孤独感は薄れてきます。
そして、現実が全く同じであっても、見える世界も感じ方も変わってきます。
一朝一夕にできることではないです。なので、人の力を借りることも決して悪いことではないと思います。誰かの言葉に安心感を感じる、好意を確かめること、は直接的に解決には繋がらなくても、気持ちが落ち着くことはありますよね。ただそこで満足して、繰り返すのではなく、同時に、自分と仲良くなれるよう努力する必要はありますよね。
まとめ
私もまだ、道半ばではありますが、自分を幸せにする選択をしていこうと思うのです。
誰だって、幸せになっていいのだから。自分を幸せにできるのは自分以外の何者でもないのです。
他人を見るのではなく、寂しいと感じている自分を見てあげる、自分と仲良くなることが孤独感を解消するためにすべきことです。


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