何でうちの子は「待ってて」って言っても待てないの!
もー!うるさい!!!
そんな風に思ってませんか?
子どもが待てるようになるためにお母さんができる3つの方法や、
子どもが待てるようになることで起きるメリットを知りましょう!
子どもは今要求を叶えてほしい
「ママ、これやってー!」
「ママ、見てー!!」
「ママ、聞いてー!!」
「ママーーーーっ!!!」
何かをしている時に限って、子どもは声をかけてくる。
そして、とってもしつこい。
そんな時にどうしてますか?
「ちょっと待って!」
「今はムリ!!」
「なによっ?!」
急いでるのに。
やることたくさんあるのに。
子供のためにご飯を作ってるのに。
邪魔しないで!!
そんな風に思うと、言い方も言葉もキツクなっちゃいますよね。
今してることをやめて子どもの話を聞く?
どうするのがいいでしょう。
手を止めて、子供の話を聞く?
ま、それができるに越したことはない。
手を止めて、子どもの話を聞く「べき」ではないよ!
「べき」って思ってると、夜、子供の寝顔を見ながら、自分責め反省会始まっちゃうから。
手を止めて、子どもの話を聞く「に越したことはない」ね。
確かにそれができたら、子どもが満足して、結果的に短時間で済むこともあるかもしれない。
だけど、いつもそういうわけにはいかないですよね。
料理も、朝の準備も、その他のことも、やらないわけにはいかないです。
(やらない日、手を抜く日はあってもいいと思います)
子どもにずっと付き合ってたら、いつまでたっても終わらないですもん。
子どもに待ってほしい時に、やってみてほしいこと3つ
1.子どもにわかるように待つ時間を教えてあげること
時計の長い針が3になったら、洗いものが終わったら、など。
子どもが見てわかるような表現にします。
2.必ずその約束を守ること
その時間になったら、その作業が終わったら、子どもの要求を聞いてあげます。
3.子どもも自分も褒めること
待っててくれて助かったよ、ママは嬉しい、って子供に笑顔で伝えましょう。
伝わりやすいようにできるだけおおげさに!
私できた、さすが!って心の中で自分を褒めます。
この3つを続けていたら、
「子どもがママは約束を守ってくれる」「待ってたら大丈夫」
そう思えるようになり、待てるようになります!
子どもが待つことができるようになるメリット
まず1つはお母さんがイライラせずに済むこと。
そして、もう1つが、子どもの自制心が育つということ。
マシュマロ実験の内容
マシュマロ実験って知ってますか?
1968年にスタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェルが行った心理学の実験です。
「4歳児がマシュマロを食べずに我慢できるか」というものです。
186人の4歳の子どもを集め、それぞれに実験をしました。
その実験とは、子どもの前に、マシュマロを1つ置いて
「私はちょっと用がある。
それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。
私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」
と伝えて子どもだけにします。
マシュマロ実験の結果と追跡調査
結果、食べずに待てた子は1/3。
食べずに待てた子=自制心の強い子。
その後の追跡結果で、待てた子の方が優秀と周りから評価されていたとか、大学進学適性試験の平均点が高かったりしたそうです。
では、待てた子は生まれつき自制心が強かったでのでしょうか?
ミシェルは、自制心は生まれつきのものではないと言っています。
食べずに待てた子は、マシュマロを見ない(目を閉じる、手で目を隠す)、他のおもちゃで遊ぶ、などマシュマロから意識をそらす行動をしていたようです。
この実験からわかることは、子どもに「待つ」という経験をさせるのは未来に影響を及ぼすこと、その経験が待つ時の気のそらし方を学ぶことに繋がるということです。
私の経験談
私の息子も、自分の主張だけをガンガンぶつけてくる子でした。
最初は優しく「待ってて」と言っても、全然待てずに騒ぐ息子にブチ切れ、
「お母さん、今何してるかわかんないの?!」
「ご飯食べられないけど、いいのね?!!」
「うるさい!!!」
と怒鳴ったことも、泣かせたことも多数。
だけど、この3つの手順を踏んで、何回も伝えていたら、今では「待ってて」と言えば少しは待てるようになりました。
「いつなら大丈夫?」って聞いてくれることすらあるんです!
すぐにこうなったわけじゃないですがね(笑)
私が何かをしている時に、子どもの要求があってイラつく。
結果、怒鳴って、息子を泣かせるということはなくなりました。
まとめ
子どもに待ってほしい時にやってみること3つ
子どもとの信頼関係も深まるから、ぜひぜひやってみてくださいね。


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