劣等感との上手な付き合い方

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突然ですが、私は劣等感が強い方だと思います。ただ以前に比べると、劣等感に悩むことは減りました。劣等感を感じてもいいんです。感じることを否定するとドツボにはまりますから。でもそのせいで、人との関わりにブレーキがかかるのはもったいないですよね。劣等感と上手く付き合う方法について書きました。

集団への所属と劣等感

人は集団に所属することって多いですよね。学生時代の友人、会社のチーム、ママ友、起業塾などなど。集団でいること=他人の行動が見えて、自分と他人を比較してしまい、劣等感を感じる、そんなことはありませんか?

具体的に言うと、

  • あの人は楽しそうに子育て(仕事)をしている
  • あの人はあんな風に発信ができる
  • あの人は皆に好かれてる、可愛がられてる

なのに、私は・・・。

こんな感情のことですね。この劣等感をどうにかしたいと思ってる人も多いのではないでしょうか。

劣等感って何?

劣等感とは、自分が他人より劣っているという感情のことです。
心理学者のアドラーによると、「自分の理性と現状評価がかけ離れているという主観的な感覚」になります。

劣等感が内側に向くと自己嫌悪や自虐となり、外側に向くと他者への攻撃や嫉妬になります。

劣等感が強い人には

  • 他人の優れた点ばかりに目がいく
  • 他人と比較したがる

という特徴があります。

その結果、

  • 物事をネガティブに考える
  • 完璧主義
  • 理想が高い

性格を持ちやすいです。

劣等感を克服するには

劣等感を克服するには、まず、問題が起こった時に、「なぜ起こったのか」を考えるのはなく、「どうしたら解決できるか」を考えると良いです。
劣等感は「こうなりたい!」という気持ちの裏返しでもあります。
その為に「じゃ、どうする?」さえ考えることができれば、行動ややる気に繋げることもできます。

他にも

  • 自分が完璧でないことを認める
  • 自分と物事をわけて考える(問題と自分自身をわける)
  • 他人のためになることをする

などの方法があります。

とはいえ、それが簡単にできないから苦労しているわけですが(笑)
そこで、劣等感を感じているのは自分だけということについて書きます。

劣等感が強いと集団にいても不安を感じる

決して、事実ではないのに、自分が他者よりも劣っているという感情が生まれてしまうって不思議ですよね。
人は、それぞれ感じ方も、優先するものも違うのだから、優劣など付けられないのに。
だからと言って、劣等感を感じる相手が嫌いなのかと言ったらそうではないのです。

ただ「劣等感」って良い気分にはならないので、その集団にいる自分が嫌になってしまったり、不安になってしまったりします。
勝手に、相手から遠ざかろうとする、自分で自分の首を絞めている感じが、もったいないとは思います。

劣等感の原因

「劣等感は所属感の欠如である」という精神医学者カレン・ホーナイの言葉もあります。

集団の中で自分だけができないと思うこと、それが「劣等感」であり、「自分だけが違う」という気持ちから発生する、「所属感の欠如」に伴うものです。

「所属感」とは、集団に所属している感覚や意識のことで、自分の居場所を感じられていることを指します。「ここにいても良い」と感じることができる「所属感」は、人間としての基本的な欲求とも言われています。

私達は生まれてから、家族、友人、学校、会社と様々な集団に属していますよね。その中で自分の居場所を作ろうと奔走してきたかと思います。

ただその差って、「事実」ではなく自分の

  • 感じ方
  • 考え方
  • 捉え方

によるものなんですよね。

「自分だけが違う」と思ってるのは自分だけで、実は他の人はそう思っていないかもしれないのです。

集団に所属すること

そして、大人になった今は、1つの集団に固執する必要もないんです。集団に所属するかどうかを決めるのは自分だから。どの集団であれ、義務も強制もないのです。

居場所を探す必要なんてないのです。あなたがいるその場所があなたの居場所ですから。好きな場所にいていいのです。

自分がどんな状態でも、居心地良くいられる状態であれば、集団に固執することもなく、劣等感を感じることもないかもしれません。

また、人との出会いは奇跡的なものです。
日本の人口1億2600万人の中で、人と人が出会うことができる確率は天文学的な数字です。だからこそ、「一期一会」を大切にしたいですよね。好きだと、関わりたいと、思える人と出会えるってすごいことなんです。

そして、様々な人と関われることは、多種多様な価値観に触れられて、より自分のことが理解できることでもあります。

まとめ

劣等感は、自分の中の思い込みです。
なので、集団の中で劣等感を感じてしまった時には、「本当に自分だけが違う?」と問いかけてみましょう。
そして、劣等感を感じてしまった時は、「なぜ起こったのか」という原因を考えるのではなく、「じゃ、どうする?」とこれからのことを考えましょう。

コーチングセッションでも、原因よりも未来について考えていくことができます♪

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藤畑 ふゆこ
藤畑 ふゆこ
神奈川県横浜市在住。 夫、息子(小学1年生)の3人家族。 息子が幼稚園入園前に 「思い通りにいかない子育て」に苦しんでいたところ、 35歳で「プレシャス・マミー」に出会い、子育てコーチングの実践を始めました。 その結果、自分自身も親子関係も大きく変化。 感じ方も、考え方も、行動も、自分で選べることが幸せ。 葛藤を抱える女性のためにコーチングセッションを提供しています。 詳しいプロフィールはこちらから
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